アルミ
建築におけるアルミ
金属としては非常に軽量なため、サッシなどで使われています。表面仕上げも豊富でいろいろな加工が施せるだけではなく、アルミ缶のように簡単に再生できるという利点があります。

アルミ

アルミとは
アルミニウムは銀白色の金属で、加工しやすく、軽量であるため、はば広く用いられています。酸化はしやすいものの、表面にできた酸化膜により内部が保護されるため、錆びにくい性質を持っています。
アルミの歴史
1934年に日本で精錬が開始され、1936年には超々ジュラルミンが開発されました。ジュラルミンとは主にアルミニウムと亜鉛、マグネシウム、銅の合金であり、アルミニウム合金の中で最高の強度を誇ります。軽量化による性能向上が求められている現在では、自動車、鉄道車両、航空機、船舶、コンテナなどの輸送分野で多く利用されています。
生産方法について
アルミニウムは、一般的にホール・エルー法という製法で生産されています。鉱物のボーキサイトを水酸化ナトリウムで処理し、アルミナ(酸化アルミニウム)を取り出した後、氷晶石とともに融解し電気分解を行います。アルミニウムを造るには大量の電力が消費されるため「電気の缶詰」とも呼ばれています。
ちょっと豆知識
アルミ製品は様々な用途に使用されており、思いつくだけでも、アルミホイル、アルミ缶、鍋、アルミサッシ、エクステリア、建築物の外壁、道路標識、パソコンや家電製品の筐体など身の回りでもたくさんの製品を見つけられます。たいていはアルミニウム合金として利用されており、アルミニウム100%の製品は非常に稀です。ちなみに1円硬貨はアルミニウム100%です。